医療面接 !
大学医学部においては医療面接を必須科目としているところは少なく、学生も受講する重要性を認識していないのが実情である。どんなに検査手法が進化し、医療技術が進歩しても医療面接が有効に機能しなければ誤診へと繋がり患者との信頼関係は崩壊してしまう。患者が機械ではなく人間であるからである。医師は、日々の忙しさに診察も機械的になり患者の気持ちや心を知る由もない。それでは誤診にまっしぐらである。
医療面接の基本は、カウンセリング手法を応用できる。医療面接とカウンセリングは重なる部分が多いが全く同じ手法ではない。目的も一部を除いて異なる。医療面接は、医療面接そのものが治療行為ではなく治療行為を有効にし患者とのコミュニケーションを良好にし、誤診の無いようにすることの治療行為のための前手段である。勿論、前のみではなく治療中にも医療面接は行われるが特に事前の医療面接は重要である。これに対してカウンセリングは、治療のための手段ではなく治療行為として行われる場合が多いのである。しかし、両者は重なる部分も少なくないのでカウンセリング手法を医療面接の基本技法として応用することが必要であろう。
いずれにしても、これからの医療は医療面接なくして行えない、行ってはならない時代がそこまで来ている。
CMS 臨床総合医科学研究所
医療面接研究室
事務局代行:〒164-0013東京都中野区弥生町3-24-11 東大付属前学術振興センター
日本臨床医療カウンセリング学会
人の体は精神面により大きく左右されます。カウンセリングがいかに必要かは欧米においては認識が強く、我が国では二次的に考えられ余り重要視されない傾向にあります。
LLP 日本医療面接士会
医療面接の研究及び医療機関に対する医療面接の普及教育及び医療面接士を設置した医療機関に対して認定を行っている。
日本臨床医学アナリシス学会
臨床医学に関するあらゆる分野の分析評価を研究します。学会としての第1の目的は「臨床医学アナリシス学」の学問体系の確立です。また、臨床医学アナリストの養成教育を行います。「臨床医学アナリシス学」や「臨床医学アナリスト」は新しいい学問で、新しい制度です。各方面よりご意見を頂戴し学術界に、医学界に、地域社会に貢献し国民の医療福祉制度の充実を図りたいと考えます。
全国医療カウンセラー協議会
㈳日本臨床医学情報系欄合学会認定の総合医療カウンセラーの全国団体です。総合医療カウンセラーは医師と共に医療面接の専門家です。総合医療カウンセラー連絡会議を結成し、情報交換及び研さんに努めています。